日本医科大学付属病院 乳腺科

日本医科大学付属病院 乳腺科

当院は2008年2月よりがん診療連携拠点病院に認定され、2008年5月より乳腺科外来を開設しました。患者さんにご利用いただきやすいよう、月曜日から土曜日まで毎日外来診療を行っております。検診要精査や乳房のしこり・痛みといった自覚症状に対して、受診当日に画像検査を行い、必要であればその日のうちに病理検査を行うようにしています。また穿刺吸引細胞診はその場で顕微鏡による細胞の採取の有無の確認を行い、検体不適正率を低下させるなど、不安を持って来院される患者さんに対して、何度も足を運ばせることなく、スピーディーかつ正確な診断と治療を行っています。

乳癌と診断された場合には、患者さんの背景や希望なども踏まえてよく相談し、ガイドラインに則っとり適切な治療を選択していきます。
乳癌には、ホルモン療法の効果があるタイプ、化学療法が必要なタイプ、分子標的治療薬の効果があるタイプなど、それぞれのサブタイプに適した治療法が存在します。また、乳癌の治療は常に更新されており、新しく、かつ、正確な情報を持って患者さんの診察にあたる必要があります。当院では、診断から治療、さらには緩和ケアまで、放射線診断・治療科、病理部、薬剤部、看護部、緩和ケア科など様々な領域のスタッフと連携をもち、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー等とともに、患者さん中心のチーム医療を行っています。

乳癌手術は、臨床上明らかなリンパ節転移がない症例に対するセンチネルリンパ節生検や、乳房温存可能症例に対する乳房温存手術に関しては、病理医との連携のもと術中迅速診断を行い、可能な限り複数回の手術を回避し、患者さんの負担の少ない治療を選択しています。
乳房再建手術を希望される患者さんには、形成外科との連携のもと、乳房同時再建(自家組織再建、組織拡張器挿入、インプラント挿入)を行っています。
また、昨年度からは当院主体で新しい機器を用いたセンチネルリンパ節生検の臨床試験が始まりました。その他、臨床試験、臨床治験などへの積極的な参加による先端医療の提供を行っています。 授乳期乳腺炎、女性化乳房症、線維腺腫などの良性疾患の診療経験も豊富です。

日本医科大学千葉北総病院 乳腺科

当院では、乳腺疾患に関して以前は外科が担当していましたが、2014年4月に診療科として乳腺科が独立し、その後は乳腺科が乳腺疾患を担当しております。

また、当院は厚生労働省より地域がん診療連携拠点病院に指定されており、日本乳癌学会認定施設に認定されています。5大癌の一つである乳癌についても、質の高い診療を提供しています。

乳腺科では、乳癌や良性疾患など、乳腺疾患全般を扱います。

診断に関しては、乳癌が疑われる症例の各種検査、乳癌症例の手術時におけるRI・色素併用法センチネルリンパ節生検や乳房部分切除術における断端検索等の術中迅速病理診断を放射線科・病理部と連携して行っています。

治療については、概ねガイドラインに沿って、手術・薬物・放射線療法といった集学的な標準治療を行っています。乳癌の手術は現在、年間100件以上の件数を施行しています。転移・再発症例に対しては、QOLの維持・向上と延命を目的として、薬物療法を中心とした治療を行うとともに、緩和ケア科と連携して全人的治療を行っています。

複数分野に専門医、認定看護師、認定薬剤師、放射線技師、細胞診断士などの有資格者が配置され、信頼度の高いチーム医療を実践しています。

総合病院の利点を生かし、様々な併存疾患を有する患者さんにも対応しております。

日本医科大学武蔵小杉病院 乳腺外科

理にかなった乳癌治療を目指します。

  1. 乳がんの診断:乳癌は乳管内に発生し進展、浸潤する。早期に確実な診断をすることは重要。乳管内視鏡は異常乳頭分泌の診断に威力を発揮する。
  2. 乳癌の外科治療:乳癌の乳管内成分は切除により治癒する。乳房部分切除には乳管内進展の評価が重要。MRI、造影超音波を駆使して適切な切除を行う。病理診断に立ち返って技を磨く。
  3. 外科治療の芸術性:癌の完全除去の上に成り立つ新たな乳房のかたち。形成外科と連携した乳房再建。患者さんと一緒に計画する手術。
  4. 腋窩リンパ節転移:転移は全身病の表れである。集学的治療で柔軟に対応する。
  5. 再発をさせないための外科以外の治療:専門家(腫瘍内科)による補助化学療法。乳癌の性格に見合った全身治療の選択。ホルモン感受性腫瘍に対する内分泌療法。
    診療方針に沿った研究、治療法の開発を実行する。確立した最適な治療を医局員全員が共有し、継承していく。

日本医科大学多摩永山病院 乳腺科

乳腺科では多くの乳がん患者さんの治療が行われています。 乳がんは女性の罹患数が一番多いがんですが、治療は複雑で、専門的な知識が必要です。乳房にしこりやひきつれがある、検診で要精密検査となった場合など、どうぞご相談ください。当院では、初診時にマンモグラフィや超音波検査、必要があれば組織生検を行います。

乳房の痛みは、通常、心配ありません。若い方のしこりは良性のこともあり、検査をすることで不安を取り除くこともできます。閉経後の方の場合は、しこりが悪性のことも多く、早めの検査をお勧めします。乳がんは、乳がんと診断されても、適切な治療をすることで、治りやすいがんとしても知られています。

治療は手術のみでなく、放射線照射や全身の治療(ホルモン療法や抗がん剤、分子標的治療薬など)を組み合わせて再発予防を行います。遠方の病院では通院が困難になることもあります。当院は日本乳癌学会認定施設です。 乳房再建術は形成外科と連携して行っています。また、遺伝性乳がん卵巣がん症候群の原因であるBRCA遺伝子に異常がある場合には、当院では予防乳房切除も可能です。

乳がんは進行すると皮膚から出血し、ご自身での処置が大変になり、施設入所が困難となることもあります。高齢の方でも早期に治療することをお勧めします。乳がんの手術は体の負担・体力の低下が少なく、手術の次の日から食事や歩行が可能です。 全身の治療は、その方の乳がんの性格や進行度によって、使用する薬が異なります。専門的な知識が必要で、日々更新されていますので、その時点で適切な治療を提案致します。

他院で転移や再発乳がんと診断された患者さんに対しての治療も行っておりますので、どうぞご相談ください。 当院では、多摩市乳がん検診を行っています。症状がなくても、検診で早期のがんを見つけることが重要です。がん検診は通常の外来受診とは異なりますので、お電話で予約を受け付けています。詳しくは乳腺科の「診療内容」をご覧ください。

乳腺科部長 柳原恵子